AndroidStudioをビルドする
Motivation
AndroidStudioの機能デバッグしたいんだけど、と前々から思ってたので時間とれたついでに試してみた。
ソース読んだりするのもIDEに食わせると楽できるのでオススメ。
repo sync
まずはAOSPからソースを取得してくるところから。
AndroidStudio向けにAOSPのブランチが切れている様なので、それをターゲットに落としてくる。
studio-master-dev - platform/manifest - Git at Google
AndroidStudioのソースコードの公開タイミングもAndroidPlatformと大差無いみたい。
新しいバージョンのstableリリースの後、しかるべきタイミングで公開される様子。
preview版のもののソースとか見れるかなと少し期待したけれど、残念。
$ repo init -u https://android.googlesource.com/platform/manifest -b studio-master-dev $ repo sync
repoとかの設定諸々はAOSPを見てどうぞ。
Downloading the Source | Android Open Source Project
Java6とJava8のインストール
環境を持っているなら問題無い。
持っていなければ適宜用意してください。
Macの場合はjava6は以下から取得できます。
ダウンロード - Java for OS X 2015-001
Intellij CEのインストール
AndroidStudioのビルドはIntellijで行います。
最新版のCEを落としてインストールしましょう。
このエントリでは、2016.1.2を利用しています。6/8時点で2016.1.3が出てますね。。
IntelliJ IDEA :: Download Latest Version of IntelliJ IDEA
ソースコードをIDEに食わせる
Intellij CEに落としてきたソースコードを食わせましょう。
Openから tools/idea
のディレクトリを指定しましょう。
読み込ませた直後はエラーになるはずです。
SDKを作成する
AndroidStudioのプロジェクトをビルドするためのSDKを作成しましょう。
適当なプロジェクトを選択し、右クリックからOpen Module Settings
を開いてください
ここに、IDEA jdk
と1.8
のSDKを作成します。
+ボタンからJDKを選択し、1.6JDKのHomeディレクトリを選択しOKを押下します。
1.6JDKを読み込んだら、NameをIDEA jdk
とします。
同じ手順で1.8JDKを読み込んだ1.8
SDKを作成します。これでビルドする準備が整いました。
BuildErrorをつぶす
6/8時点でのstudio-dev-masterはkotlinのバージョンが古いもので開発されています。
最新のIntellijCEを取ってくると、標準で1.0.2を利用しているので、ビルドが通りません。
以下に修正パッチを置いてますので、利用してもらえれば。
repo download
を使えば、手元の環境に簡単にマージできるはずです。
ビルドする
ここまでの手順でビルド環境は整っているので、IntellijCEからRun AndroidStudioをしてみてください。
ビルドが通ると、IntellijからAndroidStudioが起動してきます!
さて、これで何かと中身をみることができるぞ。何から調べよーかなと。