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このブログは何かに追われないと頑張れない人たちが週一更新をノルマに技術情報を発信するブログです。もし何か調査して欲しい内容がありましたら、@kobashinG or @muchiki0226 までいただけますと気が向いたら調査するかもしれません。

AndroidStudioをビルドする

Motivation

AndroidStudioの機能デバッグしたいんだけど、と前々から思ってたので時間とれたついでに試してみた。
ソース読んだりするのもIDEに食わせると楽できるのでオススメ。

repo sync

まずはAOSPからソースを取得してくるところから。
AndroidStudio向けにAOSPのブランチが切れている様なので、それをターゲットに落としてくる。

studio-master-dev - platform/manifest - Git at Google

AndroidStudioのソースコードの公開タイミングもAndroidPlatformと大差無いみたい。
新しいバージョンのstableリリースの後、しかるべきタイミングで公開される様子。
preview版のもののソースとか見れるかなと少し期待したけれど、残念。

$ repo init -u https://android.googlesource.com/platform/manifest -b studio-master-dev
$ repo sync

repoとかの設定諸々はAOSPを見てどうぞ。

Downloading the Source | Android Open Source Project

Java6とJava8のインストール

環境を持っているなら問題無い。
持っていなければ適宜用意してください。

Macの場合はjava6は以下から取得できます。

ダウンロード - Java for OS X 2015-001

Intellij CEのインストール

AndroidStudioのビルドはIntellijで行います。
最新版のCEを落としてインストールしましょう。

このエントリでは、2016.1.2を利用しています。6/8時点で2016.1.3が出てますね。。

IntelliJ IDEA :: Download Latest Version of IntelliJ IDEA

ソースコードをIDEに食わせる

Intellij CEに落としてきたソースコードを食わせましょう。
Openから tools/idea のディレクトリを指定しましょう。
読み込ませた直後はエラーになるはずです。

SDKを作成する

AndroidStudioのプロジェクトをビルドするためのSDKを作成しましょう。
適当なプロジェクトを選択し、右クリックからOpen Module Settingsを開いてください

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ここに、IDEA jdk1.8のSDKを作成します。
+ボタンからJDKを選択し、1.6JDKのHomeディレクトリを選択しOKを押下します。

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1.6JDKを読み込んだら、NameをIDEA jdkとします。

f:id:kobashin__G:20160608003704p:plain

同じ手順で1.8JDKを読み込んだ1.8SDKを作成します。これでビルドする準備が整いました。

BuildErrorをつぶす

6/8時点でのstudio-dev-masterはkotlinのバージョンが古いもので開発されています。
最新のIntellijCEを取ってくると、標準で1.0.2を利用しているので、ビルドが通りません。

以下に修正パッチを置いてますので、利用してもらえれば。

Gerrit Code Review

repo downloadを使えば、手元の環境に簡単にマージできるはずです。

ビルドする

ここまでの手順でビルド環境は整っているので、IntellijCEからRun AndroidStudioをしてみてください。
ビルドが通ると、IntellijからAndroidStudioが起動してきます!

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さて、これで何かと中身をみることができるぞ。何から調べよーかなと。