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このブログは何かに追われないと頑張れない人たちが週一更新をノルマに技術情報を発信するブログです。もし何か調査して欲しい内容がありましたら、@kobashinG or @muchiki0226 までいただけますと気が向いたら調査するかもしれません。

オープンソースになったLaunchKitのセットアップをしてみた

LaunchKitとは

LaunchKitとは、モバイルアプリのリリース用スクリーンショットの作成やアプリ用Webサイト(ランディングページ)の作成、アプリレビューのモニタ、売り上げの管理など、モバイルアプリのリリースに関わることを色々便利に管理できるものである。 Googleに買収され、LaunchKitはオープンソースになったため、そのセットアップ方法を紹介する。

入門

LaunchKitは非常に簡単に実行可能です。 MacOS 10.11向けにテストされていますが、Vagrant、VertualBox、Ansibleを使ったシステムと互換性があり、その他のOSでも実行可能です。

ステップ1

XcodeDevToolsのインストール
https://support.apple.com/kb/TA26436?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
MacOS以外のLinuxなどのOSの場合、Vagrant、Ansibleをインストールするためのビルドツールをインストールする必要があります。

ステップ2

Vagrantをダウンロードし、インストールする
https://www.vagrantup.com/downloads.html

ステップ3

VertualBox5.0をインストールする https://www.virtualbox.org/wiki/Download_Old_Builds_5_0
最新の5.1系は未だ対応していないため5.0系をインストールします。

ステップ4

ansibleをインストールする
まずは、セットアップツールを最新にします。

$sudo easy_install pip
$pip install --upgrade setuptools --user python

続いてansibleをインストール

$ sudo pip install ansible

ステップ5

LaunchKitのソースコードを取得する

$ git clone https://github.com/LaunchKit/LaunchKit.git
$ cd LaunchKit

ステップ6

LaunchKitを起動する
システム設定については以下を参照してください。
System Configration

$ vagrant up --provision

このコマンドの実行には結構な時間がかかりますので、気長に待ちます。 完了後、http://localhost:9100/ にアクセスできればLaunchKitが実行されていることを確認できます。 まだアクセスできない場合、30秒ほどあけて再度アクセスしてみると良いでしょう。

LaunchKitを終了する場合は以下のコマンドを実行します。

$ vagrant halt

LaunchKitを今後使用しない場合は、virtual machineを削除することができます。

$ vagrant destroy