オープンソースになったLaunchKitのセットアップをしてみた
LaunchKitとは
LaunchKitとは、モバイルアプリのリリース用スクリーンショットの作成やアプリ用Webサイト(ランディングページ)の作成、アプリレビューのモニタ、売り上げの管理など、モバイルアプリのリリースに関わることを色々便利に管理できるものである。 Googleに買収され、LaunchKitはオープンソースになったため、そのセットアップ方法を紹介する。
入門
LaunchKitは非常に簡単に実行可能です。 MacOS 10.11向けにテストされていますが、Vagrant、VertualBox、Ansibleを使ったシステムと互換性があり、その他のOSでも実行可能です。
ステップ1
XcodeDevToolsのインストール
https://support.apple.com/kb/TA26436?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
MacOS以外のLinuxなどのOSの場合、Vagrant、Ansibleをインストールするためのビルドツールをインストールする必要があります。
ステップ2
Vagrantをダウンロードし、インストールする
https://www.vagrantup.com/downloads.html
ステップ3
VertualBox5.0をインストールする
https://www.virtualbox.org/wiki/Download_Old_Builds_5_0
最新の5.1系は未だ対応していないため5.0系をインストールします。
ステップ4
ansibleをインストールする
まずは、セットアップツールを最新にします。
$sudo easy_install pip $pip install --upgrade setuptools --user python
続いてansibleをインストール
$ sudo pip install ansible
ステップ5
LaunchKitのソースコードを取得する
$ git clone https://github.com/LaunchKit/LaunchKit.git $ cd LaunchKit
ステップ6
LaunchKitを起動する
システム設定については以下を参照してください。
System Configration
$ vagrant up --provision
このコマンドの実行には結構な時間がかかりますので、気長に待ちます。 完了後、http://localhost:9100/ にアクセスできればLaunchKitが実行されていることを確認できます。 まだアクセスできない場合、30秒ほどあけて再度アクセスしてみると良いでしょう。
LaunchKitを終了する場合は以下のコマンドを実行します。
$ vagrant halt
LaunchKitを今後使用しない場合は、virtual machineを削除することができます。
$ vagrant destroy